2025 SUPER GT Sporting RegulationsGTA Co.,Ltd | 2025 SGT-SpR第22条 車両とエンジン これらの交換するタイヤはマーキングタイヤから選択できる。8. 決勝レースの開始(グリーンシグナル点灯)時点でレース中に交換する予定のタイヤをピット内でオフィシャルが視認できる場所に置かなければならない。9. ウェットタイヤは決勝レース(含むスタート手順のウォームアップ走行)を除き、公式練習、公式予選およびプロモーションイベントにおいて路面がウェット状態であると競技長が宣言した時のみ使用可能となる。スタート手順のグリッド試走におけるウェットタイヤの使用は競技長が許可した場合に限られる。ウェットタイヤはマーキングされない。10. ウェットタイヤは、ハンドカットも含めトレッド面のネガティブ率(溝の面積率)が25%以上で走行前に明らかに溝と判断できる深さを有するものをいい、その溝パターンは、タイヤメーカー毎にGT500クラス、GT300クラスそれぞれ1サイズにつき1種類に制限される。 ウェットタイヤを供給するタイヤメーカーは、使用する溝パターンを開幕戦の遅くとも10日前までにGTAに登録しなければならない。 前年の溝パターンを継続して使用する場合は開幕戦前の登録申請は不要となる。この場合、シーズン中に1度だけ新たな溝パターンの申請が可能となる。新たに登録した溝パターンを変更する場合は、前年の溝パターンへの変更のみが許される。変更を希望するタイヤメーカーは、前年の溝パターンを改めてGTAに申請すること。11. 競技会期間中、機材等を用いてタイヤを意図的に加熱、保温することは禁止される。12. 加熱を伴わずにスクレーパー等の工具を使用してタイヤに付着したデブリを除去することは認められる。ただし、決勝日の前日に行われる公式予選が終了し車両保管が解除されて以降、同日の作業禁止時間までの間に限ってはドライヤー等、熱を加えてのデブリの除去が許される。13. タイヤメーカーがサーキットに持ち込めるタイヤの本数は、1台当たりドライタイヤ4セット、ウェットタイヤ6セットまでに制限される。持ち込みが許可されるウェットタイヤのうち少なくとも1セットはヘビーウェットコンディションでも機能すると見られるタイヤとすること。前年度優勝できなかったタイヤメーカーは、第1戦から、その供給先競技参加者のいずれもが当該シーズン中未勝利である場合、1台当たりのドライタイヤ持込み本数を1セット追加できる。 当初のレース距離が300kmを超える競技会における持込み本数については、GTAがその都度定めSUPER GTレースブルテンにて公示する。14. 上記10項および13項に対する違反があった場合、GTAは当該競技参加者に課せられる罰則とは別に供給元のタイヤメーカーに対し罰則を課す。15. 決勝レース中のタイヤ交換を義務付ける大会については大会特別規則書等で公示する。16. GTAは年度途中においても本条項を見直す場合がある。1. 予備競技車両、またはスペアカー等の使用は認められない。2. 決勝レース中シリンダーブロック(クランクシャフトケースおよびシリンダー)、あるいは車体を取り替えることは失格となる。17
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